遺産整理（相続手続き代行）の大まかな流れ

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  1.遺言書の有無の確認

  

  遺言書が有るか無いかで、遺産整理や相続を進めていく手続きが変わります。
  
  まずはじめに、遺言書の有無から、有る場合は遺言書の内容を確認し各種手続きを進めていきましょう。

• 2.相続人と相続財産の確認

  

  相続人を確認するために、亡くなった方の出生から死亡までの戸籍をとる必要があります。
  稀に隠し子など家族が知らなかった人の存在が分かるということもあるので、この作業は必須です。
  
  また、相続財産の内容として、預貯金や不動産・有価証券・高価な貴金属・美術品などの他に、借金などのマイナスな財産も有るかを把握しておくことが大事です。

• 3.遺産分割協議書の作成

  

  相続財産の確認・相続人の確認が出来たら、遺産分割協議書を作成します。
  
  遺産分割協議書の作成によって、どの財産をどの相続人が相続するか話し合って決めることになります。
  相続人が1人の場合は、遺産分割協議の作成は不要です。
  
  また、遺言書があり、その遺言書の内容通りに遺産を分割する場合も遺産分割協議書の作成は不要です。

• 4.相続財産に不動産がある場合は相続登記の手続き

  

  亡くなった方から相続人へ、不動産の名義を変更する手続きをします。
  相続人が法務局で手続きをするか、または司法書士へ依頼することもできます。
  
  相続登記で名義変更をしておかないと、その不動産を売ることも貸すことも出来ません。
  また、2024年4月から相続登記は義務化となったため、必ず手続きをしましょう。

• 5.家具・家電などの処分

  

  亡くなった方の家にある家電や家具など、名義変更の手続きが不要な物でも、処分する前に相続人全員の合意をとりましょう。
  
  後々に遺産について親族間で揉めないように、慎重に対応することが大切です。

• 6.相続税の申告・納税

  

  相続した財産によっては、相続税が発生します。
  被相続人が亡くなった翌日から10ヶ月以内に相続税の申告を行います。
  
  申告期限を過ぎると、無申告加算税や延滞税などのペナルティが発生しますので注意が必要です。